“アウェー地獄”を乗り切れるか。直近のリーグ5試合を4勝1敗、2位川崎との勝ち点6差で首位に立つFC東京の日本代表MF橋本拳人(25)は6日、初優勝に向けて「相手の特徴を理解しながら戦うことができているのでチームの状態がいいのかな」と好調ぶりをアピールした。

 ただ、楽観できる状況ではない。24日の札幌戦からアウェー8連戦が控えているからだ。ラグビーW杯(9月20日開幕)の開催で本拠地、味の素スタジアムの使用が制限されるため、初Vに向けては大きな壁となる。橋本は「未知なところはある。ただアウェーが続く中でも優勝するためにはしっかり勝ち点を取らないといけない」と力を込めた。

 一方で橋本は“カフェ巡り”を楽しみの一つとしており、ラグビー日本代表主将でフランカーのリーチ・マイケル(30=東芝)が経営するカフェに足を運んだという。「何度か行かせてもらってリーチさん本人にもお会いして、コーヒーのいれ方を教えてもらった」

 また、日本―ロシアのラグビーW杯開幕戦が本拠地で行われることには「味スタで勝つ試合を見せてもらいたいし、今年は(自分たちが)味スタで結構勝てているので勝ち運を残してもらいたい」。同W杯期間中は敵地で堂々と優勝争いに専念するつもりだ。