J史に残る大誤審の波紋 他のJ選手もSNSで非難

2019年05月18日 16時30分

 Jリーグ史に残る“大誤審”が発生した。敵地のJ1浦和戦(17日)に臨んだ湘南が、0―2で迎えた前半31分、MF杉岡大暉(20)のシュートが右ポストに当たった後に左サイドネットを揺らした。誰もがゴールと確信し、浦和のGK西川周作(32)も「確実に入っている」とし、ボールを試合再開のためセンターサークル方向へ投げた。

 しかし山本雄大主審(36)は得点を認めないまま試合続行。湘南側は審判団に猛抗議し、約7分間も中断した。怒りをパワーに変えた湘南が3―2で逆転勝利したが、真壁潔会長(57)はハーフタイムに「ロッカーに行って『(ピッチに)出るな』と言いに行こうと思った」と内幕を説明。ソウ貴裁監督(50)も「(試合を)やるか、やめるかと言った。(選手に)『ピッチに立てない』と言われたら止めることはできなかった」とボイコットの可能性もあったという。

 スポーツに誤審は付きものだが、今回は次元が違う。被害者の杉岡も「(審判は)『入ってない』の一点張り。勝ったからOKじゃなくてしっかりやってほしい」と悲痛な叫び。Jリーグの村井満チェアマン(59)は導入予定のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)に加えて「ゴールラインテクノロジーを先行して導入することも議論しないと」と早急な対策を明言した。

 この日、試合のなかった現役JリーガーたちもSNSでメッセージを発信。湘南イレブンの奮闘をたたえる一方で「ひどすぎる」「前代未聞」「どう見てもゴール」と書き込むなど“世紀の大失態”の波紋はさらに広がっていきそうだ。