武田修宏氏 降格候補の大分を躍進させた片野坂監督の名采配の根源

2019年04月10日 16時30分

片野坂知宏監督

【武田修宏の直言!!】今季J1に昇格した大分が6日の札幌戦に競り勝って4勝目を挙げたね。開幕前は降格候補とも言われていたけど、サッカーの質はJ1でも上位のものを誇っているよ。

 指揮を執る片野坂知宏監督(47)は、これまでに素晴らしい指導者と巡り合ったことが、今につながっていると思う。現役時代にはスチュアート・バクスター監督(現南アフリカ代表監督)のもとでオートマチックな戦術を学び、2007年からコーチに就任したG大阪では西野朗監督(前日本代表監督)から選手とのコミュニケーションの大切さを教えられた。

 10年から古巣の広島に戻ってミハイロ・ペトロビッチ監督(現札幌監督)のもとでコーチを務め、選手の連動性を重視した攻撃的戦術を学ぶと、14年からG大阪で長谷川健太監督(現FC東京監督)の組織的な守備戦術を目の当たりにした。実績がある指導者と時間をともにしたことで、現代サッカーに必要な要素をすべて吸収したといってもいい。

 片野坂監督のサッカーには、これらすべてのエッセンスが詰まっており見ていて引き込まれる。日本代表の森保一監督(50)がコーチとして招聘する考えがあったのもうなずける。今は大分の躍進を引っ張る存在だけど、いずれは森保監督と日本代表のために一緒に仕事をしてほしいね。