【オーストリア・ザルツブルク3日(日本時間4日)発】欧州リーグ(EL)準決勝第2戦、日本代表DF酒井宏樹(28)の所属するマルセイユ(フランス)は、アウェーでFW南野拓実(23)のザルツブルク(オーストリア)に0―2も2戦合計2―2で延長戦に突入。延長後半11分にDFロランド・フォンセカ(32)のゴールで勝ち越し、14年ぶりの決勝進出を決めた。

 左膝内側側副靱帯損傷の酒井は準決勝2試合を欠場しているが、欧州大会の決勝に日本人選手が進んだのは2001―02年シーズンにELの前身、UEFAカップを制したフェイエノールト(オランダ)のMF小野伸二(現J1札幌)以来16年ぶり。現在リハビリ中の酒井は決勝出場に向けて「諦めていない」とコメント。また、南野は後半39分からプレーした。

 準決勝のもう一試合はアトレチコ・マドリード(スペイン)がホームでアーセナル(イングランド)に1―0とし、2戦合計2―1でファイナル切符を獲得。決勝戦は16日(同17日)にフランス・リヨンで開催される。