前園真聖氏「W杯C組のフランスは優勝まである!しかし不安な点も…」

2018年05月02日 11時00分

フランスの注目のストライカー・グリーズマン(左=ロイター)

【前園真聖氏のロシアW杯1次リーグ徹底分析「ZONO’s EYE」】C組はフランスが1位突破するとみています。FWアントワヌ・グリーズマン(27=アトレチコ・マドリード)やMFポール・ポグバ(25=マンチェスター・ユナイテッド)を筆頭に役者がしっかり揃っています。

 1998年自国開催のW杯で優勝した実力国も、2010年南アフリカW杯では内紛が勃発してまさかの1次リーグ敗退。一時期低迷していましたが、中堅どころに差しかかった先ほどの2人に加えてMFウスマン・デンベレ(20=バルセロナ)やFWキリアン・エムバペ(19=パリ・サンジェルマン)といった若手の成長も著しい。勢いに乗れば優勝してもおかしくはありません。

 ただW杯の経験値という意味では、どうなのかなという印象です。16年の欧州選手権では決勝まで進んでポルトガルに敗れていますが、前回W杯はベスト8敗退です。小さいこととはいえ、W杯の勝ち方を知っているメンバーがいないのはマイナス要素だと思います。そこは主将として98年の優勝を経験しているディディエ・デシャン監督(49)の采配力でどこまで補えるかでしょう。

 2位抜けはペルーかデンマークのどちらかです。両国は力が拮抗しています。デンマークは大黒柱のMFクリスティアン・エリクセン(26=トットナム)が額面通りのプレーをしてくれるかどうかが1次リーグ突破のポイント、欧州で活躍する目立った選手がいないペルーは、厳しい南米予選を突破した力をフルに発揮できるかが重要になってくるでしょう。

 残るオーストラリアは、ロシアW杯アジア最終予選で日本とシ烈な戦いをしたので応援したいのですが、この中に入ると厳しいと言わざるを得ません。(次回はD組を分析)