パチューカ退団明言の本田 W杯後に米LAギャラクシー移籍へ

2018年05月02日 11時00分

パチューカ退団を示唆している本田(ロイター)

 メキシコ1部リーグ・パチューカの日本代表FW本田圭佑(31)が、新天地であの“怪物ストライカー”と競演する可能性が出てきた。パチューカは29日(日本時間30日)、上位8チームによるプレーオフ進出を逃して今季の全日程が終了。本田は自身のSNSやメキシコメディアの取材に今季限りでのパチューカ退団を示唆しており、今後の去就に注目が集まっている。欧州やアジアなど各国から獲得の動きが出ているなかで、本命は米国屈指のスター軍団のようだ。

 本田は4月27日に自身のツイッターを更新し、スペイン語で「パチューカを離れるかもしれない。お金の問題ではない」などと投稿。さらに28日にはメキシコ紙「マルカ・クラロ」(電子版)でインタビューが掲載され「1年契約と決めていた。W杯後にどこへ行くのか決めたくなかったからだ。私は大きな野望を持っており、サッカーだけでなく挑戦したいことがたくさんある」とパチューカ退団を明言した。

 今夏の移籍が決定的になったことで注目されるのがその行き先。スペインをはじめとした欧州、中国などのアジアでも関心を寄せるクラブがあるなか、本命は米国メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス(LA)ギャラクシーだ。

 本田に近い関係者は「現状ではまだどうなるかはっきりしないが、LAギャラクシーに行きたいという強い希望を持っているようだ」と明かす。

 LAギャラクシーはMLSで抜群の人気を誇る強豪クラブで、過去には元イングランド代表MFデービッド・ベッカム氏(42)ら数多くの大物がプレーしたことで有名。さらに今季は世界最高のストライカーと言われた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(36)が加入した。

 市場規模が急拡大して今、世界で最も勢いがあるリーグと言われるMLS、その中でも随一の人気クラブ、そして世界的ストライカーとのプレーなどさまざまな魅力が本田を引きつけたのだ。

 かねて本田はMLS行きの可能性を探ってきたが、米国2部オレンジカウンティーSCの経営に参入するなどLA地域にビジネスの拠点を置いており、同じ地域のクラブでプレーすることでピッチ内外の活動にメリットを生む狙いもある。MLSでは同じ北米地域のメキシコで実績のある選手を評価する傾向があり、今季の同リーグで10ゴール7アシストをマークした本田をLAギャラクシー側も高く評価。もちろん日本のマーケットを意識した側面もある。

 同クラブでは年俸制限のない特別指定選手枠がすでに埋まっているが、本田はチーム選択のうえで金銭面を重要視しないことを明言しており、1億円前後になるとみられる年俸などの条件は問題ない。相思相愛だけに、ロシアW杯後に向かう新天地の最有力候補となりそうだ。