なでしこ襲ったハリル余波…アジアカップV2への関心薄れた

2018年04月23日 16時30分

帰国した岩渕は関係者と握手。鮫島彩(手前)もトロフィーを手に笑顔

 ここにも“ハリル余波”だ。アジアカップ2連覇を達成したサッカー女子日本代表のなでしこジャパンが22日、成田空港着の航空機で帰国した。

 A代表指揮官として初タイトルを獲得した高倉麻子監督(50)は「チームが戦いを通して成長してくれた。ベテランと若手がチームとして一つになって粘り強く戦えるようになった。一歩進んだのかなと思う」と手応えを語った。2019年フランス女子W杯に向けて「これからが本当の勝負。この結果に満足せずにW杯に進んでいきたい」と意気込んだ。

 11年ドイツ女子W杯以来の世界一奪還を目指す上で期待のつながる優勝だが、日本サッカー界の話題は男子A代表監督を電撃解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(65)のことで持ちきり。なでしこリーグのクラブ関係者からは「アジアカップ期間中とハリルホジッチさんのことがかぶって、なでしこへの関心が薄れてしまった気がする。もうちょっと考えてほしかった」と恨み節が飛び出した。

 もちろん世界一を経験しているなでしこだけに、アジア制覇は単なる通過点という見方もあるだろうが、何とも間が悪く“ハリルの乱”が発生。解任に納得しないハリルホジッチ氏の動向に世間の関心が集まり、高倉ジャパンの初タイトルに水を差した格好だ。

 盛り上がりに欠ける空気をイレブンも感じているようで、ドイツW杯メンバーのFW岩渕真奈(25=INAC神戸)は「まだ昔に比べてメディアの数も減っているし、応援されるように結果で応えたい」。話題性でも復権を誓ったが、果たして…。