前園真聖氏「W杯A組はウルグアイの1位突破間違いない」

2018年04月18日 11時00分

点取り屋・スアレスの存在は脅威(ロイター)

【前園真聖氏のロシアW杯1次リーグ徹底分析「ZONO's EYE」】6月14日(日本時間15日)に開幕するロシアW杯の1次リーグA~H組を元日本代表MF前園真聖氏(44=本紙評論家)が徹底分析する連載「ZONO's EYE」がスタート。各組上位2か国が決勝トーナメント進出を争う中、第1回は開催国ロシアが入ったA組の動向に迫った。

 1次リーグA組では強豪ウルグアイが頭一つ抜けた存在でしょう。強豪国がひしめくロシアW杯南米予選では、攻守ともに安定した戦いを披露し、サッカー大国ブラジルに次ぐ2位(9勝4分け5敗)で出場権を獲得しました。

 特に攻撃陣はW杯予選で32得点を挙げてブラジル(41得点)に次ぐ2位と破壊力は抜群。フランス1部パリ・サンジェルマン所属のFWエディソン・カバーニ(31)とスペイン1部バルセロナのFWルイス・スアレス(31)のコンビは対戦国にとって大きな脅威でしょう。守備陣もスペイン1部アトレチコ・マドリードのDFディエゴ・ゴディン(32)、同DFホセ・マリア・ヒメネス(23)を中心に機能しておりグループ1位抜けは間違いないと言えます。

 2番手は7大会ぶりのW杯出場となったアフリカ勢のエジプトです。イングランド・プレミアリーグを席巻中の絶対エースFWモハメド・サラー(25=リバプール)が大黒柱としてチームをけん引しています。W杯後にはスペイン1部のレアル・マドリード入りも噂される超人FWに加えて、他の選手も多くが欧州クラブでプレーしており、決勝トーナメント進出は確実ではないでしょうか。

 開催国のロシアはA組内の力関係や実力を分析するとかなり苦しいところ。現時点で波乱が起こる要素は少なく、2010年W杯を開催した南アフリカに続き、ホスト国ながら1次リーグで敗退する2か国目になるでしょう。サウジアラビアも同じ理由で勝ち上がりは厳しいと見ています。A組の展望は“2強2弱”と考えています。(次回はB組を分析)