日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)は10日、都内で取材に応じ、代表監督交代の反響について「(メディアで)いろいろ取り上げていただいてありがたい」とし「ここからでも成長していくことが大事」と改めてロシアW杯での躍進を期待した。

 一方、解任されたハリルホジッチ氏が訴訟を準備中との報道には「うち(日本協会)はきちんとやっている。裁判といっても(問題を解決するのは)FIFA(国際サッカー連盟)になるので」と当面は推移を見守る方針だ。また、契約解除の話し合いの席で同氏に違約金や諸経費などが明記された書類を提示したものの「彼は最後まで見ようともしなかった」。書類の受け取りも拒否されたため「郵送することにした」という。

 西野ジャパンに求めることには「(3月の)マリ、ウクライナ戦はすっきりしない試合だったから、すがすがしくやってほしい。ファンから支持されるチーム? みんなに愛されるようなチームになってほしい」と述べた。