柱谷氏が見た代表新戦力「中島トップ下も面白い」

2018年03月29日 16時30分

中島翔哉(ロイター)

 ハリルジャパンに未来はあるのか。欧州遠征でマリ(23日)、ウクライナ(27日)と対戦し1分け1敗の日本代表はふがいない戦いを見せ、6月のロシアW杯に向け窮地に立たされた。空中分解寸前のチームに不満の声が噴出する中、元日本代表DFでキャプテンを務めた柱谷哲二氏(53=本紙評論家)がハリルジャパンの現状について徹底分析した。

【柱谷哲二の闘将論】欧州遠征は残念な結果に終わった。23日のマリ戦、27日のウクライナ戦とも「エーッ!?」って感じでビックリ。攻撃の連係もないし、試合中に守備の修正も見られない。相手国に対して何の対策もなかったし、ハリルジャパンの初陣かと思ったくらいだよ。

 ただバヒド・ハリルホジッチ監督(65)としてはギリギリまで選手状態を見極めて国際親善試合ガーナ戦(5月30日、横浜)の翌日にW杯メンバー23人を発表し、そこから右肩上がりのチームをつくっていくやり方なんだろう。今は信じるしかない。この2試合で選手の振り分けができただろうから。

 新戦力のFW中島翔哉(23=ポルティモネンセ)はよかった。A代表に初招集でも、あんなにニコニコしながらプレーできるんだから、まさにサッカー小僧。積極的ながらも変に力も入ってないし、だからこそボールが回ってくるのだろう。左サイドだけでなくウクライナ戦で起用されたトップ下でも十分に面白い存在になれそうだね。

 気になったのはピッチ内の選手たちが同じ方向を向いていたのかどうか。そこはキャプテンのMF長谷部誠(34=Eフランクフルト)やベテランを中心に全員が統一した考えでプレーできるようにすべき。たとえ監督の考えているサッカーと多少違っていてもうまくいくんじゃないかな。