前園氏「柴崎のゲームコントロールに期待」

2018年03月20日 16時30分

柴崎岳

【前園真聖 ゾノの焦点!】欧州遠征中の日本代表で注目しているのは初選出のFW中島翔哉(23=ポルティモネンセ)、久しぶりに代表復帰を果たしたFW宇佐美貴史(25=デュッセルドルフ)、そして、MF柴崎岳(25=ヘタフェ)の3選手です。

 中島はドリブル突破をはじめ個人技で違いを生み出し、アシストとゴールを量産しています。クラブで見せているプレーを代表でも発揮できるのか。宇佐美は得点を量産したように状態は良化しています。ただ最近の活躍はあくまで2部でのもの。代表でもしっかり戦えるところを示せるかがポイントです。

 柴崎はケガからの復帰後、まだ万全のコンディションには戻ってはいませんが、現代表では数少ないボールを保持できるタイプの選手。日本の攻撃にリズムをつくることができます。少しプレースタイルは違うもののJ1G大阪のMF遠藤保仁(38)のように試合をコントロールする役割も担えます。

 しかも周囲の選手を生かしながら、得点につながるラストパスも出せますし、自らもゴール前に切り込んで得点も奪えるのでチームとしての幅も広がるでしょう。

 ハリルジャパンは堅守速攻をメイン戦術としながらも、前線により効果的なパスを送れるタイプの選手が不在でした。昨夏のロシアW杯出場権の獲得以降、代表はゴール欠乏症が深刻な問題とされていましたが、柴崎の復帰は日本の課題改善に大きな役割を果たすかもしれません。(元日本代表MF)