【ポルトガル・パルシャル7日(日本時間8日)発】サッカー女子の国際親善大会、アルガルベカップに臨んでいるなでしこジャパンは5、6位決定戦でカナダに0―2で敗れて6位に終わった。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング9位の日本は、同5位のカナダに左サイドから崩されて、前半20分に豪快なミドルシュートで先制されると、後半5分にはDF熊谷紗希(27=リヨン)ら守備陣の連係ミスを突かれて2点目を失った。攻撃も単調で形をつくれないまま、終了間際に得たPKもFW田中美南(23=日テレ)が失敗し無得点だった。

 高倉麻子監督(49)は「力負けの部分があった。スーパーゴールで1点目を決められ、追いつかなければならない中で失点し、リズムが悪くなった」と振り返った。

 なでしこジャパンは今後、国際親善試合ガーナ戦(4月1日、長崎)を経て、2019年フランスW杯アジア予選を兼ねたアジアカップ(同6日開幕、ヨルダン)に臨むが、攻守両面で浮き彫りになった課題を克服し出場権を獲得できるか。