【フランス・パリ6日(日本時間7日)発】欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦、初戦を3―1で勝利したレアル・マドリード(スペイン)は敵地でパリ・サンジェルマン(フランス)と対戦し、FWクリスチアーノ・ロナウド(32)のゴールなどで2―1で勝ち、2戦合計5―2でベスト8進出を決めた。

 この日は、Rマドリードにとって116年目を迎えるクラブ創立記念日とあって、2点のアドバンテージがありながらも負けられない一戦。序盤からエースFWネイマール(26)を欠くパリSGを相手に主導権を握り優位に試合を進めると、後半6分に左サイドからのクロスボールにC・ロナウドが打点の高いヘディングで合わせ、先制弾をたたき出した。

 今季序盤に不振で苦しんでいたC・ロナウドは直近9試合で15得点と完全に復調。欧州CLでは12得点目で得点ランキング首位を独走している。絶好調のエースが率いるチームは後半26分に1点を失うも35分に加点。危なげない戦いで前人未到のCL3連覇に向け、まずは8強入りを決めた。

 Rマドリードは、今季の国内リーグ戦でライバルのバルセロナに独走を許し、現在は勝ち点15差の3位と逆転優勝は絶望的な状況。すでにスペイン国王杯も敗退しており、タイトル奪取の可能性はCLだけ。まずは難敵を撃破し、このまま“ビッグイヤー”獲得へ突き進む。