岡田武史氏がハリルを励ます「俺の時の方がひどかった(笑い)」

2018年03月06日 16時30分

取材に応じた岡田副会長

 3月末に日本サッカー協会副会長を退任する岡田武史氏(61)が5日の常務理事会後に取材に応じ、協会の中枢で過ごした2年間の任期を振り返った。

「みんながいろんな意見を言えて、より良いものに変えていくという空気が出てくるといいなと思う」と風通しの良い組織づくりを提言。6月のロシアW杯まで残り約3か月となり、元日本代表監督の立場からハリルジャパンにもエールを送った。

 2010年南アフリカW杯前の岡田ジャパンは大会が近づいても結果が出ず、周囲の期待もなかなか高まらなかった。現在も同じような状況だが「俺の時の方がひどかったよ(笑い)。ハリルさん、まだいいじゃない。そんなに叩かれもしていないし。きっと今の方がベターだと思う」。そのうえで「変えることはできる。ただ、良い方向に行くかは賭け。変わることは変わるだろうけど」。16強に進出した自らの経験を踏まえ、大会直前のチームの“一変”に期待を寄せた。

 サッカー界では今も現場復帰を望む声が根強く、今後の去就が気になるが「メインを今治に。当面、我々みたいなスタートアップ(起業した会社)の9割は5年で潰れるのが現実」とJFLからJ3入りを目指すFC今治のオーナー業務に専念する構え。それでも「ここ2年を死に物狂いで乗り越えて、それで余裕が出たらと思っている」と数年後にまた“新たな道”を模索することを示唆した。名将の動向からまだまだ目が離せない。