日本代表「憲剛待望論」に本人が解答!

2018年03月06日 11時00分

代表復帰が熱望される中村

 日本代表にMF中村憲剛(37=川崎)の復帰待望論が高まっている。昨季クラブ史上初のJ1優勝に貢献したベテラン司令塔には、元日本代表FW武田修宏氏(50=本紙評論家)をはじめ、多くの解説者たちからロシアW杯に臨むハリルジャパンの切り札としてメンバー入りを熱望する意見が続出。そんな声を本人はどう捉えているのか。本紙が直撃した。

 今季のJ1開幕戦(2月25日)となったアウェーの磐田戦。いきなり、1ゴール2アシストで全得点に絡む活躍を見せて3―0の勝利に大きく貢献。年齢を感じさせないどころか、さらに進化した姿を披露したベテランはチーム内外に健在ぶりを猛アピールした。

 6月のロシアW杯に臨む日本代表について、中村は「もちろん、入りたいという思いは当たり前にあるけど、実際に決めるのは監督。自分の立ち位置を考えたら簡単ではないのは分かっている。僕自身は(ハリルジャパンに)一回も呼ばれていない人間だから」と胸中を明かした。

 昨年末から本紙評論家の武田氏や前園真聖氏(44)をはじめ、解説者、日本代表OBたちが各方面で中村のパフォーマンスを絶賛。低空飛行が続く日本代表への復帰を求める声が増え、日増しに待望論は高まっている。

 そんな指摘は中村の耳にも届く。「それはありがたいし、うれしい。やっているから評価されていると思う」と感謝する一方で「そこはあまり気にしないで、とにかくチームのためにいいプレーを続けたい。最終的に監督次第というのは、2014年(ブラジルW杯)のときに嫌というほど感じたから」と冷静に受け止めている。

 中村は13年まではコンスタントに代表に選ばれていたものの、W杯を前にメンバーから遠ざかった。状態は悪くなかったが、当時の指揮官アルベルト・ザッケローニ氏の構想に入らなかったこともありメンバー外。いくら好調をキープしても選出されるわけではないことも知った。それだけに自然体で待つしかないというわけだ。ただ、決定権のある日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は、16年8月に「川崎の35歳(当時)」と言って中村の候補メンバー入りを明かし、昨年12月の東アジアE―1選手権でタイトルを逃すと、中村の名前を挙げて「彼を除けばベストメンバーだった」とし「中村憲剛を(メンバーに)入れることもできた」と、招集しなかった後悔を示唆したほどだ。

 37歳という年齢を感じさせないパフォーマンスを見る限り、10年南アフリカ大会以来となる2度目のW杯メンバー入りの資格は十分にある。中村は「ほかにもいい選手は、いっぱいいる」と謙遜するが、サプライズ選出要員の圏内にいるのは間違いなさそうだ。