代表欧州遠征を前にハリルの不安“左サイドがいない…”

2018年03月03日 16時30分

 日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)が2日、休暇と欧州視察を終えて再来日した。マリ戦(23日)とウクライナ戦(27日=ともにベルギー・リエージュ)が組まれている欧州遠征が目前に迫るが「ケガ人の多さと試合に出ていない選手の存在が心配だ」と現状に不安をあらわにした。

 特に指揮官が懸念するのは左サイドのポジションだ。「(FW原口)元気(26=デュッセルドルフ)がまだ回復していない。心配している」と2月2日のザントハウゼン戦で脳振とうを起こして以来欠場が続く原口が気がかりの様子。復帰しても離脱期間が長引けばコンディションへの影響は避けられないため「左サイドでオプションがない」と表情を曇らせる。

 そこで期待するのは躍進中のFW中島翔哉(23=ポルティモネンセ)だ。指揮官は「瞬発力があって活発にプレーして相手を抜き去っていくタイプの選手は(代表に)あまりいない」と絶賛。次節に代表スタッフによる今冬3度目の視察を行う予定で初招集に向けて準備を進めている。さらにハリルホジッチ監督からは驚きの名前も。「FW宇佐美(貴史=25、デュッセルドルフ)がまた試合に出て点を取るようになってきた」と一度は見放した“愛弟子”の復帰もちらつかせた。

 ハリルホジッチ監督は再来日して、すぐに1―1のドローだったJ1川崎―湘南戦を視察。先制点を決めた日本代表FW小林悠(30)を「フィジカル的に良くなっていると感じた」と高く評価していたが、W杯本番へ向けてまだまだシ烈なサバイバルが続きそうだ。