名古屋加入ジョーはJのジンクス破れるか

2018年03月01日 16時30分

チームメートの佐藤寿人

 J1名古屋に加入した元ブラジル代表FWジョー(30)が噂にたがわぬ実力を発揮している。ブラジルW杯にも出場したように実績は折り紙付き。開幕戦では強豪G大阪を相手に決定力と勝負強さを披露したが、その裏に同僚選手たちのサポートがあった。

 名古屋のチームメートの元日本代表FW佐藤寿人(35)はこう語る。「本当に素晴らしい選手が来てくれた。僕たちとしては、彼が一番生きるところを“引き出し合って”いくことが大事だと思う。ブラジルで得点王とMVPになったほどの選手だし、彼が『仕事ができる』場所をつくっていくことが重要になる」

 周囲の選手がジョーとの意思疎通を密にし、お互いの長所をしっかり理解した上で、助っ人の特長を最大限に引き出しているわけだ。佐藤をはじめ選手全員で支援に乗り出しているが、その一方でイレブンが積極的なのは、近年Jリーグにやって来た超大物外国人選手たちがパッとしないという事情もある。

 2010年南アフリカW杯で得点王とMVPを獲得した元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(38=傑志)が14年にC大阪に加入も、チームは同年に降格。不振を招いたのは他の選手との折り合いが悪く、クラブ内で孤立したのが原因だったと言われる。昨夏に神戸に加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)も連係に四苦八苦するなど、いまだ存在感を示せていない。

 そんな状況もあってか、名古屋ではチームの“和”を大事にしつつ、大物ストライカーが力を出せる環境を整えているわけだ。このまま躍動を続けて世界的ビッグネームが日本で活躍できないという“ジンクス”を吹き飛ばせるか。