日本代表の手倉森誠コーチ(50)が27日、メキシコ1部パチューカでプレーするFW本田圭佑(31)の視察を終えて帰国した。

 好調を維持している本田は、手倉森コーチが視察した24日のレオン戦でも決勝弾となるPKを決め、今季の公式戦で10点目に到達。猛アピールを続ける“元エース”の姿に「努力を目の当たりにできた。『(代表に)呼んでもらいたい。そのためにはやるしかない』というのが感じられて良かった」と高く評価した。

 一方で、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は本田のスピードや運動量の低下を懸念しており、招集には慎重な姿勢を崩していない。手倉森コーチも今後の招集については「分からない」と言葉を濁した。6月のロシアW杯へ向け、本田は“明日なき戦い”でアピールを続けるしかない。