川崎復帰の大久保 マルチプレーヤー変身で代表復帰狙う

2018年02月08日 16時30分

大久保は代表復帰へ守備でもアピールする

 J1川崎の元日本代表FW大久保嘉人(35)が、マルチプレーヤーに変身する。

 昨季天皇杯の覇者・C大阪とリーグ王者の川崎が対戦する今季初の公式戦「ゼロックススーパーカップ」(10日、埼玉)に臨む大久保は7日、川崎市内で調整した。チームの仕上がりも順調で「みんなうまいし、サッカーをやっていて楽しい」と笑顔を見せた。

 2年ぶりの古巣復帰となった今季は、前回在籍時(2013~16年)の1トップ固定ではなく、トップ下や左サイドなど攻撃的ポジション全般を担う予定。ベテランストライカーは「前(攻撃的ポジション)ならどこでもやれる。中盤でチャンスメークも大丈夫。やれると思わなかったら戻らない」と自信満々だ。

 こんなマルチな才能が、代表復帰の後押しになりそうだ。かつてハリルホジッチ監督は、得点を量産していた大久保を代表に招集しない理由について、35歳という年齢に加え「彼はペナルティーエリア付近の動きしか見られないが、A代表は組み立てに参加し守備にも戻らないといけない」と指摘した。

 当時1トップに固定されていた大久保は、チームの戦術的な事情で、より多くの得点を取るために最前線に張り付かなければならず、守備の部分では多くを求められていなかった。それだけにA代表指揮官から心外な評価をされたことに、当時「守備も厳しくいこうと思えばできるけど…」と語った。

 しかし今季の大久保は昨季得点王のFW小林悠が1トップに入れば、トップ下やサイドアタッカーとして起用される場面もあるという。そのときは、かつて“否定”された献身的な守備で勝利に貢献することもありそう。ハリルホジッチ監督の評価を一変させられるか。