“侍ストライカー”への影響必至? イングランド・プレミアリーグでFW岡崎慎司(31)が所属するレスターの天才司令塔でアルジェリア代表のMFリヤド・マレズ(26)が練習をボイコットし、波紋が広がっている。

 英各メディアによると、マレズには冬の移籍市場でマンチェスター・シティーから移籍金6500万ポンド(約98億円)プラス選手1人という破格の条件で獲得オファーが届いたものの、移籍金を9500万ポンド(約143億5000万円)に設定していたレスターとの交渉が決裂し破談。すると、クラブの姿勢に反発したのか、移籍市場が閉まった1日以降、チーム練習に参加していないという。

 地元メディアは「レスターが無断欠勤中のマレズに罰金20万ポンド(約3200万円)を科す方針」と報道しているが、リーグ戦を戦うチームにとって大きな戦力ダウン。中でも類いまれなるパスセンスはイングランドでも高い評価を受けているように、チームの得点力低下につながりかねない。

 特に6月のロシアW杯出場をもくろむ岡崎にとっては“死活問題”だ。今季好調でリーグ前半戦だけで6得点を叩き出しているが、昨年12月から公式戦12試合で無得点。今後も、司令塔のマレズ不在ではゴールチャンスも減るばかりだ。

 結果が出せなければ昨年秋から招集を見送られているハリルジャパン復帰も遠のきかねない。岡崎にとっては正念場となりそうだ。