前園氏「好調の本田をロシアW杯で使うべき理由」

2018年02月01日 16時30分

パチューカで好調の本田(手前=ロイター)

【前園真聖 ゾノの焦点!】2018年に入ってメキシコ1部パチューカのFW本田圭佑(31)が好調です。ゴールやアシストという数字でも結果を出していますし、動きも良くなりました。昨季、イタリア1部でほとんど試合に出られませんでしたが、失われていたゲーム勘を取り戻しつつあるのではないでしょうか。

 好パフォーマンスを披露していれば「日本代表復帰」という話も出てくるのは当然でしょう。しかし、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は縦に速いカウンターをメーン戦術にしており、これまで定位置だった右サイドでスピードのない本田を先発起用することは恐らくないと考えられます。

 それでも彼の高い決定力やラストパス、そしてキープ力を生かさない手はありません。では、どこで起用するのか。例えば、インサイドハーフや守備的MFならば本田の持ち味を十分に発揮できます。攻撃的な選手ながらもボールを奪うのもうまいですし、そこから戦況に応じた的確なパスを前線に出せます。

 さらに言えば、スタメン起用は難しくとも、スーパーサブとしてならいろいろな起用法が期待できます。カウンターが通用しないときにポゼッションに切り替えれば、彼の存在がプレーの質を高めてくれるはず。時間稼ぎもできますし、バタついている状況ではチームを落ち着かせることもできます。

 今後、ロシアW杯まで対外試合が3試合しか組めない状況を考えれば、新戦力がチームに融合する時間は足りないと言えます。その点、本田ならば、周囲との連係に不安はないのでリスクも最小限。W杯という大舞台を2度経験し、リーダーの資質も持ち合わせているのでチームにはプラスです。

 何よりも欧州ビッグクラブで10番をつけた選手ですから、実力は証明済み。世界的にも名前は知れ渡っており、相手に圧力をかけられます。昨年からお伝えしているように、コンディションが整っているのであれば、ぜひロシアに連れて行くべきではないでしょうか。(元日本代表MF)