【ACL】J王者・川崎“死の組”どう戦うか

2018年02月01日 16時30分

 昨季のJ1王者・川崎は、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)で過去最大級の厳しい戦いを強いられそうだ。30日に行われたプレーオフ4試合の結果、ACL本大会出場全32チームが決定。川崎の1次リーグF組は、すでに決まっていた蔚山(韓国)、メルボルン(オーストラリア)に加え、昨季4強の上海上港(中国)が同居する“死の組”となった。

 昨季は準々決勝第1戦で浦和に3―1で快勝しながら、第2戦でまさかの大逆転負けを喫した川崎にとって、アジア制覇への思いはこれまで以上に強い。チームの大黒柱MF中村憲剛(37)は「昨年は悔しい思いをしているのでACLも勝ちたい気持ちは強い」。だが、クラブ史上初のタイトル獲得で運を使ってしまったからなのか、1次リーグのくじ運は最悪な結果になってしまった。

 最後に飛び込んできたプレーオフ勝ち上がりチームが、よりによって上海上港となったのは不運としか言いようがない。元ブラジル代表FWフッキ(31)や同MFオスカル(26)らを擁し、攻撃陣の破壊力はアジア随一。昨年のACL準決勝で勝った浦和でさえ、フッキのパワーには手を焼いた。今回は対戦順も悪く、初戦(13日、等々力)でいきなり激突。ホーム開催とはいえ、プレーオフで1試合消化してきた強敵と対戦するのは分が悪い。

 蔚山は今季巻き返しの切り札として、J1鳥栖から元日本代表FW豊田陽平(32)を獲得した。昨季は5ゴールに終わったものの、2012年から5年連続J1で2桁得点をマーク。川崎相手に過去5得点を挙げており、大きな壁になるのは間違いない。メルボルンのアウェー戦は赤道をまたぐ長距離移動。過密日程の状況下で心身ともにかなりの消耗が予想される。

 川崎はネガティブな要素をはね返すことができるのか。これを突破できれば道は開けてきそうだが…。