Jリーグ開幕を告げる「富士ゼロックス・スーパーカップ」(2月10日、埼玉スタジアム)の開催発表会見が24日にJFAハウスで行われ、対戦する川崎のDF谷口彰悟(26)とC大阪のMF清武弘嗣(28)が出席した。

 昨季のJ1を制した川崎だが、ルヴァンカップ決勝ではC大阪に敗れてタイトルを逃しているだけに「悔しい思いは忘れられない。リベンジという意味でも勝って、いい波に乗りたい」と谷口は闘志を燃やした。

 一方の清武は「(川崎は)Jリーグ王者だし胸を借りるつもりでいく」と“挑戦者”の立場を強調。そして「MF家長(昭博=31)くんが今のフロンターレには欠かせない存在だと思う。僕はトリニータやセレッソで一緒にプレーしているので、一番印象深い選手」とかつての同僚を警戒した。

 今年は6月にロシアW杯を控えていることもあり、ハリルジャパンに選出経験のある2人の活躍に期待も高まる。谷口が「代表は目指していかないといけない。アピールをして、それをリーグ戦などで見せていければ」と意気込めば、清武も「W杯イヤーなので代表を目指してやっていきたい。昨年ケガが多かったので、今年はケガなくやっていきたい」と代表復帰へまずは“健康第一”を掲げた。

 昨季の国内タイトルを分け合った両チームによる熱戦が繰り広げられそうだ。