ポーランド2部オドラ・オポーレからJ2横浜FC入りした元日本代表MF松井大輔(36)が23日、横浜市内で入団会見を行った。

 昨年8月にJ1磐田からオドラ・オポーレに移籍。「向こう(欧州)で引退なり、欧州で(キャリアを)終えたかった」と考えていたというが、出場機会に恵まれない状況が続き、年明けにオファーを受け、悩んだ末にJ2での挑戦を選んだ。その理由について「カズさん(FW三浦知良=50)と一緒にサッカーをしたいと思った。プロ生活はもう長くない中、カズさんと(プレーが)できるのも何年もない」と説明した。

 カズとチームメートになるのは京都時代の2000年以来。「プロとは何か、全てをカズさんに教えてもらった。これから一緒にさせていただくことで初心に帰って見習っていけたら」と貪欲に“レジェンド”からプラスになることを吸収するつもりだ。

 もちろんJ1昇格のため、若手に自身の経験を還元することも惜しまない。「1部に上がる経験は(海外やJリーグで)経験している。力になれると思う。若い選手に伝えていきたい」

 昇格請負人として期待されるベテランの背番号は「35」。自身のラッキーナンバーだという「8」にちなんで「3足す5は8ということで決めた」と語った。松井は24日から横浜市内で行われるチーム練習に合流する。