ポルトガル1部ポルティモネンセのMF中島翔哉(23)にドイツ移籍が浮上した。欧州メディアによると、クラブ名こそ明らかになっていないが、移籍金800万ユーロ(約10億7200万円)で日本人MFの獲得オファーが届いたという。

 すでにポルティモネンセ側はオファーを拒否したと報じられているが、リオデジャネイロ五輪で日本代表の10番を背負った中島は8月末の移籍後、現在まで同リーグ11試合で6得点と結果を出している。かねてドイツのハンブルガーSVが獲得を検討し、フランスのサンテティエンヌやボルドーも興味を示していた。

 中島は、J1FC東京からの期限付き移籍中。欧州メディアの「レコード」によると、ポルティモネンセは中島の保有権の20%、残り80%はFC東京が保持する。今シーズン末までの完全買い取りオプションが付いているが、今後のオファー次第では後半戦もポルトガルでプレーするかは不透明な状況という。

 日本代表のハリルホジッチ監督も注目する若手ドリブラー。今冬に欧州5大リーグへの移籍が実現すれば、ロシアW杯メンバー入りのチャンスが広がる。