ハリルまた暴走!出場機会不足の欧州組に移籍勧告

2017年12月19日 16時30分

ハリルホジッチ監督はW杯イヤーの日程について説明した

 日本サッカー協会は18日、2018年の日本代表各カテゴリーのスケジュール発表会見を行った。東アジアE―1選手権の韓国戦(16日)で1―4と歴史的な大敗を喫し、ショックの色を隠しきれない男子A代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)も出席。来年6月のロシアW杯に向けてチーム状況に不安が募っており、出場機会が少ない欧州組に対しては“移籍勧告”する方針だ。

 日本代表の全カテゴリーの監督が勢揃いする中、最初に登壇したハリルホジッチ監督は顔色が冴えない。その理由について「土曜日の試合後、自宅のリビングで試合のことをずっと考えて眠ることができなかった。指導者になってからホームで4失点、こんなに点差をつけられて負けたことはない」と悔しさのため睡眠不足に陥ったのだ。

 それだけではない。A代表監督は「協会に来たら、たくさんの批判記事が出ていると聞いた。以前同僚として日本代表カテゴリーの指導者をしていた方からの批判もあった」と、高まる非難や解任論にすっかり気がめいっている様子だ。

 深刻なチーム状況も指揮官の不安を駆り立てている。新戦力の発掘を目指したE―1選手権では国内組が限界を露呈したことで「今後は欧州の選手の視察をする」と、近日中に出国してオフを挟みながら欧州行脚を開始するが、クラブで出場機会を失っている選手も多く悩みは尽きない。

 そこで「クラブで多くの試合に出られず、あまりプレーをしていない選手と話をして現状を把握する。試合に出られないのならクラブを変えたいと希望している選手もいる」とハリルホジッチ監督。出場機会を確保できる環境を探すため、代表監督にとっては越権行為となる移籍指南を施すことを宣言したのだ。

 これまでも代表選手に関わる移籍問題の介入に積極的だったが、W杯を半年後に控えた今回は指揮官も切迫しており、より強引に移籍勧告することも考えられる。その筆頭候補が、FW原口元気(26=ヘルタ)だ。出場機会が減り、コンディションの低下は深刻。アジア最終予選で4試合連続ゴールを決めた“ハリルの申し子”と言える存在だけに、本番を前に復調させるべく強く移籍を働きかけるつもりだ。

 さらに最近3試合でスタメン落ちが続いているFW浅野拓磨(23=シュツットガルト)、肺炎で欠場中のFW大迫勇也(27=ケルン)も最下位とチーム状況が最悪だけに“対象”となる可能性がありそうだ。「現時点では、このチームはW杯で戦う準備ができていない」と嘆く指揮官。休暇を取っている時間はなさそうだ。