【E—1選手権】なでしこ2位 チャンス生かせず北朝鮮に完封負け

2017年12月15日 21時18分

 東アジアE—1選手権は15日、千葉・フクダ電子アリーナで女子の最終戦2試合を行い、大会2連勝のなでしこジャパンが、同じく2連勝の北朝鮮に0—2で敗れて2位に終わった。狙っていた優勝はかなわず、3連覇を果たした北朝鮮との差を見せつけられてしまった。もう1試合は中国が韓国に3—1で勝利した。

 昨年4月に発足した高倉ジャパンの初タイトルがかかった一戦。高倉麻子監督(49)は「粘り強くプレーして、いい流れに乗っていけば勝てる。挑戦者のつもりで全力で(優勝を)取りにいく」と意気込んでいたが、思い通りとはいかなかった。

 今大会最大のライバル国相手に、少ないチャンスを生かしきれなかった。前半21分、左サイドからDF宇津木瑠美(29=シアトル)が絶妙なクロスを上げ、FW岩渕真奈(24=INAC神戸)が飛び込んで頭で合わせたがオフサイドの判定。なかなか攻撃の形をつくれない中で、好機をものにできなかった。

 後半に入ると相手にペースを握られてしまう。後半20分、ペナルティーエリア手前からシュートを決められて先制を許すと後半37分には追加点を献上した。

 失点後もチャンスをつくれないまま完封負け。狙っていた優勝もかなわず、世界トップレベルとの差を痛感させられる大会になってしまった。

 北朝鮮は今大会に出場した韓国や中国より格上で世界的に見ても強豪国レベル。その相手に勝てない以上、W杯や五輪といった世界大会でメダル圏内にすら届いていないといっていい。現状では高倉ジャパンの最大目標となる2020年東京五輪金メダルは、単なる夢物語でしかないわけだ。

 もちろん巻き返す時間は残っている。まずは来年4月に控える2019年フランス女子W杯アジア予選を兼ねた女子アジアカップ(ヨルダン)でしっかり結果を残すことだ。出場8か国中5位以内でフランス行きが決まるが、今後を見据えると、出場権確保だけでは物足りない。今大会の悔しさをバネに優勝を飾り、なでしこ復権の足がかりをつかみたいところだ。