【E―1選手権】2戦連発のなでしこ田中美南「エース候補」から「真のエース」へ

2017年12月12日 16時30分

 なでしこジャパンは11日、東アジアE―1選手権第2戦(フクアリ)で中国に1―0で勝利し、大会2連勝を飾った。

 決勝点を挙げたのはFW田中美南(23=日テレ)。前半20分、スルーパスに鋭く抜け出して左足で流し込んだ。初戦の韓国戦に続く2試合連続ゴール。海外組のFW横山久美(24=フランクフルト)は招集されていないものの、この日は途中出場で無得点だったFW岩渕真奈(24=INAC神戸)らFWのライバルたちを一歩リードした形だ。

 田中は「この大会で2ゴールできて今までとは違った自分を出せている。技術的もそうだし、メンタル的に強くなった。以前は上の人に頼っていたけど、今はチームの中心として自分が引っ張る気持ちでやっているし、その自信もある」と成長を実感。昨年4月の就任以来コンスタントに招集している高倉麻子監督(49)は「ストライカーとして点を取る強い気持ちを感じる」と評価した。

 代表デビュー戦となった2013年3月のアルガルベカップ・ドイツ戦で初ゴール。次世代エース候補と言われたが、なかなかA代表に定着できなかった。その悔しさを糧に、トレーニング方法を工夫し、クラブでは徹底的に得点パターンを反復練習するなど地道な努力を重ねてきた。それがなでしこリーグ2年連続得点王につながり、A代表でも結果を残せるようになった。

 15日の北朝鮮戦に勝てば優勝。田中には得点王の可能性もある。すっかり頼もしくなった点取り屋は「結果でチームを勝たせたい。ここまで来たら絶対に優勝したい」と大仕事を誓った。