【フランス・パリ22日(日本時間23日)発】欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第5節の8試合が行われ、すでに決勝トーナメント進出を決めているB組のパリ・サンジェルマン(フランス)は、エースFWネイマール(25)の2得点などで、セルティック(スコットランド)に7―1で勝利した。

 前半1分に今季CL初失点を許したものの、9分にネイマールが同点ゴールを叩き込むと、22分に勝ち越し弾。エースの奮闘で勢いを増したパリSGは、その後もFWエディソン・カバーニ(30)が2得点。怪物FWキリアン・エムバペ(18)もゴールを決めるなど“600億円トリオ”の活躍で圧勝した。

 立役者のネイマールはブラジル代表として臨んだ14日のイングランド戦後、早朝まで恋人や友人たちとロンドンのカジノで過ごしたことが問題視されると、18日のフランス1部ナント戦後も明け方までディスコで大騒ぎ。地元メディアは「プロとしての姿勢を問われる行為」と報じていた。

 パリSGのウナイ・エメリ監督(46)は21日の公式会見で、ネイマールの行動についてコメントを求められると「彼は若い選手。フットボールの場所以外で友達と出かけたり、町へ繰り出すのが好きなんだ。問題はない。彼は責任感もある」と擁護。

 指揮官の絶大な信頼を得たエースは、CLの舞台でしっかりと結果を出したわけだ。

 史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約290億円)で加入したネイマールがクラブの大目標である欧州制覇に向けて、これからもチームをけん引していく。