【サッカー日本代表】招集外香川のブラジル戦ロッカー訪問が波紋

2017年11月13日 16時30分

 日本代表から落選したMF香川真司(28=ドルトムント)の行動が波紋を広げている。

“前10番”は完敗した10日のブラジル戦をスタンドで観戦。試合後は公私ともに親交のあるDF槙野智章(30=浦和)のゴールを祝福するなどイレブンを激励した。日本サッカー協会の西野朗技術委員長(62)は香川の訪問を好意的に受け取り、田嶋幸三会長(59)も「普通に話しました」と語った。

 ただし代表OBによると、ケガなどの諸事情以外の理由で代表に招集されていない選手がロッカーを訪問するのは不文律でNG。実際に、過去の欧州遠征ではある日本人選手が試合を観戦後、ロッカーへあいさつに行くと、代表イレブンから「何しに来たの? 代表入りのアピール?」と皮肉を込めた発言があったという。代表OBも「実力が認められた選手だけが参加できる場所。呼ばれていない選手が姿を見せるのは不適切」と話す。

 それだけに試合観戦は別としても、香川の訪問に否定的な考えを持つイレブンがいた可能性もある。槙野は「彼の状況を考えたら試合を見にくるのは難しいと思うけど、チームのためにやりたい、何か行動を起こしたいというのは感じる。まあ後輩ながらリスペクトしかない」と前向きにコメントしたが…。

 誰もが実力を認める選手とあって猛反発されることはなかったようだが、ハリルホジッチ監督が「前回の合宿であまり評価をしていない」としての落選だけに、今後は代表チームの現状に即して行動にも配慮が求められそうだ。