サッカーのドイツカップ2回戦(24日=日本時間25日)、ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司(28)は3部マクデブルク戦にインサイドハーフとしてフル出場し、チーム4点目をアシスト。後半終了間際にはダメ押し弾を決めるなど、5―0の大勝で3回戦進出に貢献した。

 3―0で迎えた後半34分、ショートCKからリターンパスを受けた香川は、右足でゴール前にクロスを上げてDFマルク・バルトラ(26)のヘディング弾をアシスト。続く45分にはエリア内でパスを受けると華麗なフェイントで敵をかわし、左足でゴールを決めた。

 今季公式戦10試合で3得点目。開幕前に左肩を負傷した影響で出遅れたため、好調のチームで定位置を確保できずにいる中、ゴールを決めたことはピーター・ボス監督(53)への猛アピールになったに違いない。

 今月上旬の日本代表2連戦では、得意ポジションのトップ下を任されながらも低調なパフォーマンスを披露。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)からの評価を下げてしまったが、不振ながらも2戦目のハイチ戦ではシュートコースを変える“技あり弾”を決めている。

 香川は「クラブでも結果を出し続けていくしかない」と力強く話していたが、ゴールを奪うことでレギュラーの座を奪取すれば、来夏のロシアW杯に臨む日本代表でも復権できるはずだ。