ザックが心待ちにする「スーパー高校生」

2013年01月21日 16時00分

 2014年ブラジルW杯アジア最終予選を戦う日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)が高校生に熱視線を送っている。指揮官はさらなる若手発掘に乗り出しており、そのターゲットを高校年代まで広げたことが判明。W杯本番を見据えた行動だというが、その真意は――。

 

 ザッケローニ監督にとっての頭痛の種が若手の不振だ。これまでFW宮市亮(20=ウィガン)、FW宇佐美貴史(20=ホッフェンハイム)、FW原口元気(21=浦和)らを「若手枠」として積極的に招集してきたが、飛躍的な成長がないことに不満を表明してきた。

 

 そこで指揮官は高校生にまで、代表候補の範囲を広げたという。日本サッカー協会関係者は「どこの国だって、W杯の2年前にメンバーは固定していない。ザックはこれまでに一通り可能性のある選手たちは見てきたけど、スーパー高校生が出てきたら話は別。代表に入ってくる可能性が出てくるでしょう」。

 

 ザック監督の若手抜てきへのこわだりには理由がある。指揮官は日本代表監督に就任した際、個人的に3つの目標を掲げた。それが「チームの成長」「W杯出場と本大会でいい戦いをする」ことに加え「若手育成」だからだ。

 

「代表監督を辞めてもサッカーは続くので若い選手には注目している。なので、若手の成長には興味をひかれる。それは明日の日本を支えるメンバーだからだ。私が日本を去る時に何らかの足跡というか遺産を残していくこと。私は未来につながる何かを残したい」(ザック監督)

 

 すでにザックジャパンはその成績からチームの成長を証明している。また、W杯出場権の獲得も確実な情勢。残った目標が若手の育成。ところが、期待していた宮市ら若手が伸び悩んでいる。このため、さらに若年層へと切り込むというのだ。

 

 2014年ブラジルW杯まであと1年半。すでにスタッフには、高校サッカーやユース代表などの調査を指示している。果たして、“ザックボーイ”となる意中の選手は現れるのだろうか。