なでしこジャパン“反ハリル流”で再び頂点目指す

2017年10月23日 15時56分

 なでしこジャパンの高倉麻子監督(49)が“反ハリル流”で東アジア王座のタイトル奪取を誓った。

 22日にスイスと国際親善試合を行った、なでしこジャパンは一夜明けた23日、不出場組を中心とした練習試合を再びスイスと行う予定だったが、台風21号通過の影響で中止。主力組のクールダウンを含めた軽めの調整で合宿を打ち上げた。

 今後は、来年に控える2019年フランスW杯予選の前哨戦といえる、東アジアE―1選手権(12月、千葉)が当面の目標。対戦国の北朝鮮、韓国、中国はいずれも世界トップクラスの実力を持つとあって、単なるローカル大会ではない。結果にこだわる指揮官は、チームの今後の方向性について一つの答えを出した。

「選手同士の1対1の場面について、そこを負ける前提でサッカーはやりたくない。だけど、やはりなでしこはコンビネーションを大事にしていく。そういう意味で、1対1の場面をなるべく作らないようにしたい」

 11年ドイツW杯を制し、12年ロンドン五輪銀メダル、15年カナダW杯準Vの礎となったのは高い組織力。フィジカルが強い強豪国のプレッシャーをかわすために、選手同士の連動やパスワークを重視してきたが、そのスタイルは高倉体制でも変えるつもりはない。男子のA代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が「デュエル」というキーワードを用い、1対1で勝つことを重視しているのとは正反対の考え方と言っていい。

 もちろん高倉監督も「組織だけに逃げないようにしないといけない。そういう試合がいずれくる時がある」とハリル流を完全否定しているわけではない。だが「私たちはそこ(組織)を詰めていかないといけない」とブレない。なでしこは世界の一歩先を行く組織力の強化で復活を期す構えだ。