U―17W杯ベスト16敗退で帰国・久保建英 FC東京トップ昇格案に複雑心境

2017年10月20日 16時30分

帰国した久保

 サッカーU―17W杯でベスト16敗退のU―17日本代表が19日、成田空港に帰国した。優勝候補のイングランドにPK戦で敗れた森山佳郎監督(49)は「いろいろ差があった」と無念の表情を浮かべつつも「3年後には五輪、その先にはW杯もある。今後につなげてほしい」と未来のA代表戦士にエールを送った。

 スペイン1部バルセロナの下部組織出身でエースのFW久保建英(16=FC東京U―18)も視線を前へと向け「一段も二段も(相手より)上になってそういうところを見せたい」と早くも世界へのリベンジを宣言。「ここで一緒にやった仲間たちで代表を背負っていきたい。日本が5年後、10年後にサッカー大国になってもおかしくない」と、今後の飛躍を誓った。

 久保は現在J3に参戦するFC東京U―23を主戦場としているが、さらなる飛躍のため今季中にトップチームへ昇格してJ1でプレーするプランも浮上している。

 本人は「今、自分はJ3で出られているが、現状に甘んじず上を目指して(J1に)早く出られたらうれしいし、どんどん挑戦していきたい」と意欲的。一方で「けど、口だけの選手にはなりたくないのでまずはしっかり結果を残して。十分やれる自信をつかんでからでも遅くはない」と複雑な胸中ものぞかせた。

 トップチームの練習は午前中や午後の早い時間帯がほとんど。高校生の久保が昇格すれば、練習参加のために学校を休まなければならない。そのためクラブ内でも影響を懸念し、賛否両論が出ているという。実直な性格の久保は学業もおろそかにしたくない思いが強く、悩ましい状況…というわけだ。

 2020年東京五輪でも期待される“天才少年”のJ1リーグ参戦は複雑な事情が絡み合って一筋縄では決まりそうにない。