高校サッカー決勝放送巡るドタバタ舞台裏

2013年01月18日 11時00分

14日の大雪で順延となり引きあげる京都橘イレブン

 大雪のため19日に延期された第91回全国高校サッカー選手権の決勝戦(東京・国立競技場)、鵬翔(宮崎)―京都橘(京都)で不安視されていたテレビ中継が実施されることになった。中継局の日本テレビ関係者によると、1時間半遅れで全国放送するという。

 大ドタバタ劇で延期となった決勝戦で残されていた問題がテレビ中継だった。当初は番組編成やスポンサー問題などもあって「深夜枠」で放送するプランもあったが「世間の高校サッカーへの関心は高い」(日テレ関係者)と既存の番組を押しのけて、強引に押し込んだという。

 しかも日テレ系列30局以上で中継されることも決まる中、注目は鵬翔の地元宮崎だ。同校は活動資金が底を突いたことで、試合に出られないサッカー部員たちが街頭で募金活動を行うなど、地元でも大きな話題に。県民の関心も高く、“生”中継を熱望したという。

 そこで本来は1時間半遅れで放送する日テレ側は宮崎県民のために、生中継用の番組を制作することになった。「宮崎のために番組は生で作りますよ。その番組をウチを含め、他局でディレイで放送することになる」と同関係者は明かした。

 民放他局のスポーツ担当プロデューサーは「たった5日で番組編成を変えるのはものすごく大変。しかも全国中継となれば、スポンサーへの事情説明や地方局への要請なども含め、調整は相当難しいもの。明日は我が身」と話した。

 また日本サッカー協会の関係者は無事に決勝戦の中継が決まったことに安堵しながらも「これが日本代表戦だったら、どうなっていたことか。今は考えたくもない」と苦笑した。

 

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