日本代表MF香川真司(28=ドルトムント)が、ハリルジャパンでインサイドハーフを極める覚悟を決めた。

 トップ下で先発したニュージーランド戦(6日、豊田)は不発。後半途中出場のハイチ戦(10日、日産)は終了間際に同点ゴールを決めたが、内容はいまひとつだった。不満の残る結果を踏まえ、背番号10はトップ下へのこだわりを捨てるという。

「トップ下はトップ下の良さはあるけど、今の(日本代表が)やりたいことは(トップ下を置かない)4―3―3のほうがバランスが取れていると思う」

 ニュージーランド戦後も「インサイドハーフのほうが、よりフィットしそうだと思う。そっちのほうがボールに触れるし、バランスがいい。味方同士の距離感も合う」と語っていたが、ハイチ戦を経て、その思いを強くした。ドルトムントでもインサイドハーフ中心にプレーしており、代表でも同じイメージでプレーできるメリットも生まれる。日本代表で輝けないと言われ続ける悪評を覆せるか。