リオ五輪10番 “ポスト香川”は持ってる男

2017年10月10日 16時30分

中島翔哉

【ハリルジャパン ロシアW杯の秘密兵器は誰だ=ポルティモネンセMF中島翔哉(23)】サッカー界で「ポスト香川」とささやかれている男がいる。今夏にJ1FC東京からポルトガル1部ポルティモネンセに期限付き移籍したMF中島翔哉(23)だ。

 2012年10月、J2東京V時代に高校生ながらJリーグ最年少ハットトリック(18歳59日)を達成したドリブラー。15年1月には日本代表が臨んだアジアカップに練習パートナーとして同行し、その潜在能力に代表イレブンたちが驚きの声を上げたほどだ。16年リオデジャネイロ五輪では日本の10番を背負った。

 身長164センチと小柄ながらも切れ味鋭いドリブルからゴールを奪うのが最大の持ち味。特にエリア内の動きは、日本代表10番のMF香川真司(28=ドルトムント)に匹敵し“後継者”として期待されている。新天地では4試合で3得点の大活躍を見せ、所属のビトール・オリベイラ監督にも「驚くべき新発見の一人になれる」と絶賛された。

 海外での大躍進を受けて悲願の日本代表入りへの機運も高まってきた。ハリルホジッチ監督もW杯アジア予選中から「中島は好きだし、チャンスをつくるのは、能力のある選手の役割」と話したように、間近に迫っている。

 東京Vの下部組織に所属していた当時に、指導した冨樫剛一氏(46=前東京V監督)はプレー以外の部分を高評価する。「何でもチャレンジし、できないことがあれば、居残り練習で克服した。翔哉のいいところはどんなことにも諦めずに、どん欲に取り組める。その姿勢でしょう。それにチャンスでは自然と翔哉にボールが集まるからね。(五輪代表で)10番をつけたのも自然なこと。そういう雰囲気を“持っている選手”だから」
 南アフリカW杯で大躍進し、日本代表エースとなったFW本田圭佑(31=パチューカ)は「オレは(運を)持っているなと」と発言したが、すでに中島も“元エース”と同じ才能を秘めているのかもしれない。