2大会ぶりW杯V目指すもスペインに影落とす「カタルーニャ問題」

2017年10月08日 16時30分

 スペイン代表は6日(日本時間7日)に11大会連続15回目となるロシアW杯出場を決めた。2010年南アフリカW杯に続く世界制覇も期待される中、同国カタルーニャ自治州の住民投票で独立支持派が大多数を占めたことが、代表にも影響を及ぼしそうだ。

 特に問題視されているのは、同州出身で同国1部リーグのバルセロナに所属するDFジェラール・ピケ(30)だ。スペイン代表では守備の要としてプレーするが、住民投票前からカタルーニャ独立を支持し、代表戦では観客からブーイングを浴びた。それでもピケは「代表は誇り」と話すが、主将のDFセルヒオラモス(31=レアル・マドリード)が政治的な発言をしたピケに苦言を呈するなど、地元メディアもチーム内の対立を不安視する。

 そんな中、スペインプロサッカーリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は代表に関する持論を展開。スペイン紙「スポルト」(電子版)によると「代表はオールスターチームではない。優れた選手が代表に行くわけではなく、考え方、団結も大事である。代表はスペインへの愛国心を感じる優れた選手だけで構成されるべきであると思う」と発言した。

 すでに、同会長はカタルーニャ自治州が独立した場合は、バルセロナを含む州内にあるクラブをスペインリーグから追放する意向を明言しており、強硬派としても知られる。そんな実力者の発言は、W杯に臨むスペイン代表とピケの処遇にも波及しかねない。