【ACL】浦和 アウェーの洗礼も柏木同点弾

2017年09月28日 16時30分

【中国・上海27日発】アジアチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第1戦が行われ、浦和は上海上港(中国)と1―1で引き分けた。相手の“嫌がらせ”にも屈せず、MF柏木陽介(29)が貴重なアウェーゴールを奪う活躍。狙い通りの試合運びを見せ、優勝した2007年以来10年ぶりの決勝進出に王手をかけた。

 試合前からピッチにはたっぷりと水がまかれ、雨中決戦と見間違えるほどのコンディション。ボールが転がるスピードを殺し、浦和は得意のパスサッカーを封じられる形で試合は始まった。前半15分に上海上港の元ブラジル代表FWフッキ(31)に豪快なミドルシュートを決められて先制を許したが、この日の浦和は勇敢に戦った。

 同27分、中盤でMF青木拓矢(28)が浮き球で守備ラインの裏にパスを出すと、抜け出したFW興梠慎三(31)が落とし、走り込んだ柏木が利き足でない右足で同点ゴール。パスが通らない中で空中戦を織り交ぜる機転を利かせた3人のプレーが光った。

 浦和は決勝トーナメント1回戦の済州(韓国)戦、準々決勝の川崎戦はいずれも敵地での第1戦で2点差の敗戦を喫した。失点を避けようとして中途半端なサッカーになった反省から「チームのタレントを見ても、ウチは引いて守るチームじゃない」(DF槙野)と攻撃サッカーへ原点回帰。有言実行のプレーで上海上港の出足を鈍らせることに成功し、試合終盤の猛攻も耐え抜いた。

 優勝した07年は準決勝は、当時アジア最強と見られていた城南一和(韓国)と敵地の第1戦で引き分けて決勝進出の流れを作った。激戦をしのいでホームに戻る展開は10年前と似ている。殊勲の柏木は「サポーターの力を借りて勝ちたい」と言葉に力を込めた。