横浜M・斎藤学 全治8か月の衝撃

2017年09月27日 16時30分

今季中の復帰は絶望的な斎藤学

 J1横浜Mは26日、23日の甲府戦で負傷した元日本代表FW斎藤学(27)が右膝前十字靱帯損傷で全治8か月と診断されたと発表した。今季中の復帰は絶望的で来季開幕も厳しい状況となり、波紋が広がりそうだ。

 まずはチームが戦力低下となって影響大。2014年ブラジルW杯メンバーだったJリーグ屈指のドリブラーは攻撃の中心を担い、元日本代表MF中村俊輔(39=磐田)が横浜Mにいた昨季に「うちの戦術は斎藤学だから」と語るほどだった。大方の予想を裏切って今季リーグ戦5位と健闘しているのも、斎藤がいてこそ。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)圏内の3位以内へ食い込むのは厳しくなった。

 さらには、日本代表のハリルホジッチ監督にも影響が及びかねない。国内組中心となる12月の「東アジアE―1選手権(旧・東アジア杯)」は、新戦力テストの場であると同時に勝利も求められており、あるJクラブ関係者は「斎藤抜きは大きな痛手」と指摘する。ハリル体制下で行われた15年大会のように最下位となるなら、進退問題の再燃もあるだけになおさらだ。

 もちろん斎藤個人の将来にも暗い影を落とす。ヒザの前十字靱帯損傷は選手生命に関わる重傷。たとえ復帰できたとしても100%に戻らなければ、来年に迫ったロシアW杯出場や、かねて目標に掲げていた海外移籍も難しくなってくる。斎藤はツイッター上で「ロシアのW杯もマリノスの優勝も、海外でのプレーも諦めずに追いたいと思います」と力強く再起を誓ったが…どうなるか。