【ACL】4強入り・浦和が背負うJリーグの未来

2017年09月21日 16時30分

アジアチャンピオンズリーグ(ACL)で4強入りしたJ1浦和が、Jリーグの未来も背負うことになった。来季まで日本のACL出場枠は3+1枠で決まっているが、2019年大会から出場枠の決定方法が変更となる。その中で最大のライバルとなるのが中国。今季の結果が大きな意味を持つだけに、上海上港(中国)と対戦する準決勝は国の威信を懸けた“負けられない戦い”となる。  浦和は13日のACL準々決勝第2戦で川崎を4―1で下し、第1戦の1―3から形勢をひっくり返して9年ぶりのベスト4進出を決めた。決勝トーナメント1回戦の済州(韓国)戦に続く大逆転で、ACL優勝経験クラブの底力と勝負強さを発揮。リーグ戦の不振でミハイロ・ペトロビッチ監督(59)の解任などゴタゴタもあったが、アジア制覇に向けて息を吹き返した。  イレブンは2度にわたる“埼スタの奇跡”でこれ以上ない自信を得たが、それと同時にJリーグの未来を左右する大きな責任も負うことにもなった。というのも、今後のACLの戦いが2019年以降にJリーグに割り当てられる出場枠に大きく影響するからだ。  来季まで日本に割り当てられている出場枠は3+1(3チームが本大会1次リーグから出場、1チームはプレーオフからの出場)。これは13~16年の成績を基にクラブ70%、代表30%の割合でポイント化して決められていたが、19、20年は15~18年のクラブ90%、代表10%の割合に変更される。すでに終了した2年は、中国の広州恒大と韓国の全北クラブがACL優勝を果たしており、ポイントで後れをとった日本の立場は危うくなっている。  実際、今季と来季の出場枠を決めるにあたり、クラブ成績のポイントで日本は韓国、中国に次いで東アジア地区3位。本大会2枠+プレーオフ2枠に減少の危機だったが、代表ポイントで辛うじて中国を上回り、3+1枠を確保した。それだけに今季は中国にこれ以上ポイントを稼がせるわけにはいかず、浦和が準決勝で上海上港に負けることは許されない。  21、22年の出場枠については代表チームの成績は考慮されず、17~20年のクラブ成績のみで決められるため、今季のACLの重要度はさらに上がる。10年ぶりのアジア制覇を目指す浦和は“赤い悪魔”のプライドを守り、Jリーグの威厳を示したいところだ。