酒井宏樹とんだトラブル…マルセイユ監督の“保身”に利用されたハリル

2017年09月20日 17時00分

 日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(65)がフランス1部マルセイユの日本代表DF酒井宏樹(27)をめぐって、とんだ迷惑を被った。

 発端は10日に行われた国内リーグ、レンヌ戦の一幕。サウジアラビア戦を終えてチームに戻った酒井は右サイドバックで先発出場したが、前半38分で交代させられた。その時点で2点のビハインドがあったとはいえ、失点はすべて酒井とは逆の左サイドを破られてのもの。それだけに、ベンチに下がる酒井の姿にサポーターも「?」だった。

 不可解な采配にマルセイユのルディ・ガルシア監督(53)は「私はどの選手も交代させうる」などと説明したが、地元メディアは猛批判。その後、指揮官は釈明のため、いきなりハリルホジッチ監督をヤリ玉に挙げた。

「(ハリルホジッチ監督と)話す機会があって、初戦(オーストラリア戦)でW杯を決めたら『次(サウジ戦)プレーさせないでもらいたい』と言った。しかし、彼(酒井)はフル出場した。あの時点では、選手を休ませなければいけなかった」

 だが、代表戦でどの選手を起用するかは代表監督の専権事項で、批判される筋合いはない。戻ってきた選手のコンディションに不安があるなら試合で起用しなければいいだけのことだ。

 ガルシア監督は14日の欧州リーグ・コンヤスポル(トルコ)戦と、17日のリーグ戦・アミアン戦で酒井をフル出場させ、2連勝を飾った。酒井の必要性が改めて示された形だが、自己保身のためにハリルホジッチ監督を利用したことで、大きく株を下げてしまった。