ロシアW杯「エース」を巡る戦い

2017年09月20日 11時00分

【前園真聖 ゾノの焦点!】ロシアW杯に臨むハリルジャパンは若手の抜てきなどが奏功し、アジア予選を見事に勝ち抜きました。守備陣ではDF吉田麻也(29=サウサンプトン)と主将で守備的MFの長谷部誠(33=Eフランクフルト)を中心に戦いましたが、攻撃陣には現時点で核になるような選手がいません。

 これまでチームを支えてきた点取り屋のFW岡崎慎司(31=レスター)は2番手扱い。10番を背負うMF香川真司(28=ドルトムント)とエースと呼ばれたFW本田圭佑(31=パチューカ)は低調なパフォーマンスで存在感も低下し、今後の日本代表入りも危機的な状況です。本大会を戦うには「ここ一番」で頼りになる絶対的な存在が必要ではないでしょうか。

 1998年フランスW杯に向けては予選から当時チーム最年少のMF中田英寿が台頭。2010年南アフリカW杯では、やはり若手だった本田がスタメンに抜てきされ、その勢いを日本のベスト16入りという躍進につなげています。ロシアに向けてはMF柴崎岳(25=ヘタフェ)、MF原口元気(26=ヘルタ)、FW久保裕也(23=ヘント)、FW浅野拓磨(22=シュツットガルト)がその候補でしょうか。

 国内組でもさらなる成長が見込めるMF井手口ら才能のある若手が控えています。キッカケ一つで急成長しますし、それこそ「俺しかいないぞ」というくらい自信満々の選手がW杯本番を前に出てくるのか。空席となった「エース」の座をめぐる競争にも注目です。 (元日本代表MF)