ザックジャパン苦しい船出

2013年01月17日 11時00分

 2013年のザックジャパンは苦しい船出となりそうだ。日本サッカー協会の原博実技術委員長(54)は13日までにキリンチャレンジカップ(2月6日、ホームズ)のラトビア戦に臨む日本代表が万全の状態ではないことを明かした。

 昨年11月のブラジルW杯アジア最終予選オマーン戦(マスカット)以来、3か月ぶりの日本代表戦。しかも国内での試合は昨年9月の同イラク戦(埼玉スタジアム)以来のこと。このため日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(59)も貴重な実戦の場となる考えを明かし「欧州組はベストメンバーを呼ぶ」(原委員長)という。

「日本のエース」ことMF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)や10番を背負うFW香川真司(23=マンチェスター・ユナイテッド)を含め、ベストなチーム編成をする方針で、親善試合でも万全の態勢を整える。

 ただ一方で「今回はフレンドリーマッチデーだから(欧州組が集まるのは試合の)直前になるな…」と原委員長が明かすように、国際ルールで48時間前にしか選手を招集できない。時差の解消や体調の不安に加え、チームで練習できるのはわずか1~2回と調整はかなり困難な状況だ。

 また、国内組に関しても「始動が遅いチームの選手は仕上がっていないし、招集しないとJクラブに説明してある」(原委員長)。日本代表MF遠藤保仁(32)、DF今野泰幸(29)が所属するG大阪は天皇杯を勝ち上がり、決勝(1日)まで戦ったことを考慮し、今回は招集を見送る構えだ。

 日本代表レギュラー2人が不在な上、欧州組は万全とは言えない状況の中で臨む一戦。あくまで親善試合とはいえ、ホームでふがいない戦いを見せれば、ザックジャパンの評価が急降下することにもつながりかねない。