【W杯アジア最終予選】前園氏「ドリブルで積極的に仕掛けるべきだ」

2017年08月30日 16時30分

いよいよオーストラリアとの決戦に臨むハリルジャパン

【前園真聖 ゾノの焦点!】ハリルジャパンはいよいよオーストラリアとの決戦に臨みます。勝てば6大会連続のW杯出場となりますが、引き分け以下なら過酷な敵地で行われるサウジアラビアとの最終戦に持ち越されてしまうため、非常に重要な一戦となります。

 日本代表はこれまで最終予選でオーストラリアに2分け5敗で、勝ったことがありません。オーストラリアはコンフェデレーションズカップ(6月、ロシア)でも世界の強豪相手に互角の戦いを見せました。屈強な選手が多く、日本が苦手とする高さとフィジカルが武器とあって厳しい戦いは避けられないでしょう。

 そんな中でも日本は序盤からアグレッシブに攻めることが必要だと思います。失点を恐れ、慎重な姿勢で試合に入れば、オーストラリアの思うツボ。ロングボールを放り込まれて、DFラインがどんどん下がり、後手後手の展開になるのは目に見えています。

 そこでボールを保持したら、勇気を持って積極的に仕掛けること。日本選手の持ち味であるアジリティー(俊敏性)を生かして、ゴールに迫ればいいのです。中でもドリブルは有効な策と言えます。相手を1人かわせれば、そこからチャンスは広がりますし、ファウルを誘発することもあります。そうなれば直接FKやPKを得て、得点の可能性は高まります。

 日本の前線には香川やFW久保裕也(23=ヘント)、FW武藤嘉紀(25=マインツ)、FW乾貴士(29=エイバル)といったスピードや俊敏性を備えたドリブラーが揃っています。オーストラリアも警戒している部分ですし、特に今回はホームなので、地の利を生かすのは当然の戦略ではないでしょうか。

 オーストラリアには高さがあり、日本がゴール前にクロスボールを上げても簡単に跳ね返されてしまいます。だからこそ、日本の特長を前面に出しながら、試合を進めることが勝利への近道になると考えています。(元日本代表MF)