【W杯アジア最終予選】頼れるベテラン 長谷部と長友がともに所属チームで健在アピール

2017年08月22日 16時30分

 2人のベテランのパフォーマンスがハリルジャパンに希望の光をともした。欧州各国リーグが続々と開幕を迎える中、20日に行われたドイツ1部リーグではEフランクフルトのMF長谷部誠(33)が先発フル出場。また同日のイタリア1部リーグでもインテルのDF長友佑都(30)がフル出場で勝利の立役者となり、健在をアピールした。

 昨季終盤の3月に負傷し、右膝軟骨損傷の手術を受けた長谷部は復帰に向けてリハビリを続けてきたが、開幕の出場は厳しいとみられていた。欧州に派遣した日本代表チームのトレーナーから「ヒザが少し腫れている」との情報が入り、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)も困惑。だが、長谷部はそんな不安を吹き飛ばすパフォーマンスを披露した。

 本職の守備的MF(ボランチ)ではなく、最終ラインの中央でリベロとしての出場だったが、敵地での難しい一戦を無失点で乗り切った。「ドイツは強く、厳しく戦うリーグ。もっと(試合を)やっていければ、ヒザの調子は上がっていく」と話し、地元メディアからは2の高い評価を得た(採点は最高が1で最低が6)。

 長谷部以上の“サプライズ”を見せたのが長友だった。ルチアーノ・スパレッティ新監督(58)の下ではチーム始動時から構想外といわれたが、開幕戦では地元メディアも予想していなかった先発起用。守備では無失点に抑え、攻撃面でもPK奪取の起点となるなど存在感を見せた。21日のイタリア各紙の採点でも軒並み平均点以上の評価だった。

 長谷部と長友はW杯最終予選に欠かせない選手だが「病み上がり」と「試合勘の欠如」という問題があった。だが、それも開幕戦のプレーで一気に解消。ロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦(31日、埼玉)に向けて頼もしい2人が戻ってきた。