C大阪 杉本“脱甘ちゃん”で覚醒

2017年08月21日 16時30分

 J1C大阪のFW杉本健勇(24)が“脱甘ちゃん”で覚醒の時を迎えている。

 7月に4試合5得点と大爆発してJ1月間MVPに輝き、19日の磐田戦(ヤマハ)では今季14得点目を挙げてJ1自己最多ゴール(昨季までは2015年の6得点が最多)を大幅に更新中。それでも1点リードを守り切れずドローに終わったとあって「最後は相手にボールを持たれる時間がすごく長かった。後ろもかなり頑張ってくれているんで、僕がもっともっと前で時間を作れるようにしないといけない」と満足もせず、チームを引っ張る覚悟をにじませた。

 12年ロンドン五輪代表に選出されるなど素質は早くから注目されていたが、サッカーへの取り組みに甘さをのぞかせていた。15年に在籍したJ1川崎では、居残りでシュート練習をしただけで周囲から驚かれたほど。当時のチームメートFW大久保嘉人(35=FC東京)が、欠かさず行っていたにもかかわらず、気まぐれでこなす程度だった。

 その大久保からは、試合や練習で“愛の説教”を受けたが、耐え切れなくなってわずか1年で古巣のC大阪へ復帰。チームメートのFW柿谷曜一朗(27)に「嘉人さんから逃げたかったんでしょ」と皮肉交じりに証言されたほどだった。

 しかし、覚悟を決めて臨んだ今季は尹晶煥監督(44)の厳しい指導にも耐え、過去の甘かった自分と決別。初のA代表選出もあと一歩のところまで近づいた。杉本は「もちろん国を背負って戦いたいけど、あとは監督が決めること」と語るだけ。代表発表は24日。大ブレーク中の若きFWに吉報は届くか。