FC東京・大久保 日本代表へのエールに込められた本音

2017年08月10日 16時30分

 J1FC東京の元日本代表FW大久保嘉人(35)が9日、アウェー大宮戦で7試合ぶりとなる今季7ゴール目を挙げ、チームにリーグ戦7試合ぶりの勝利をもたらした。

 後半途中出場の大久保は、同32分にペナルティーエリア内で冷静に相手DFの位置を確認して技ありの勝ち越しゴールを決めた。改めてJリーグ屈指の点取り屋であることを証明したが、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)就任後の日本代表では、2015年5月の国内組代表候補合宿に参加しただけで、14年ブラジルW杯を最後に未招集が続く。

「代表に入るために結果を残し続けるしかない」と口癖のように言っているものの、今季は得点ペースが落ちており、現状では代表復帰は厳しいと言わざるを得ない。それでも腐ることなく「W杯予選は内容じゃない。勝てばいい。とにかく出場権を取ってほしい」と後輩たちにエールを送る。

 ロシアW杯アジア最終予選オーストラリア戦(31日、埼玉)に勝利してのロシア切符獲得を願う一方で、ゲキには自身の“本音”も込められている。ベテランFWは「(代表招集は)4年1回でもいい。本番(ロシアW杯)に出られればいい」と話しており、“切り札”として滑り込みでメンバー入りしたブラジルW杯の再現をもくろんでいるからだ。

 そのためにはまずハリルジャパンがロシアW杯出場を決めないことには始まらない。日本代表は故障者続出で苦戦が予想されるが、ベテランFWの“願い”は届くのか。