鹿島マニアだった香川の少年時代

2013年01月13日 10時30分

香川真司〜ザックジャパン10番の原点〜(3)

 日本代表MF香川真司(23=マンチェスター・ユナイテッド)は小学5年生で、地元神戸の強豪クラブ・神戸NK(現センアーノ神戸)に入団した。ここで将来を決める重要な決断を下した。

 

「香川はヴィッセル神戸の(ジュニアユース)セレクションに“落ちた”と言われていますが、あれは間違い。うちにきて早々に、みやぎバルセロナ行きを決めていて、Jクラブには全く興味がなかった」(センアーノ神戸の大木宏之代表)

 

 中学時に在籍することになるFCみやぎバルセロナ(宮城・仙台)は神戸NKと以前から交流があり、香川はテクニックを重視するスタイルに魅了されたという。「もしもJクラブで可能性があるとすれば、鹿島アントラーズなら行ったかもしれない」(富沢尚史コーチ)

 

 当時は鹿島の黄金時代で、香川は普段から鹿島の試合映像に見入っていた。

 

 富沢コーチによれば「ジーコ(59=元日本代表監督)のプレーを見ていた。それにレオナルド(43)とか。小6の時のクリスマスプレゼントは鹿島アントラーズのジャージーで大事にしていました」。

 

 小学生ではサッカー以外のスポーツにも取り組んだ。陸上の名門エスビー食品主催のマラソン大会に出場したり、水泳でも校内では常にトップクラスだった。

 

「お父さん、お母さんともにバスケットの選手でね。2人とも国体レベルの選手。なのでバスケットもうまかったですよ」と同コーチは言う。

 

 幼少期からスポーツ万能だった香川は他競技にチャレンジした上で、サッカーにのめりこんでいった。

「人気者で常に周りに輪ができていた。ただし男の子ばかりでしたが(笑い)」と2人が振り返るように、当時から香川は誰もが一目置く地元のスターだった。