【マケドニア・スコピエ8日(日本時間9日)発】サッカーの欧州スーパーカップが行われ、昨季欧州チャンピオンズリーグ(CL)で連覇を果たしたレアル・マドリード(スペイン)が欧州リーグ(EL)覇者のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を2―1で下して、昨季に続く優勝を飾った。FWクリスチアーノ・ロナウド(32)も後半途中から出場し、退団騒動に終止符を打った。

 C・ロナウドは昨季の欧州CL決勝後に脱税疑惑をかけられたことに嫌気をさし、退団を示唆。オフ明けもチームの米国ツアーに同行せず、今月5日にチームに合流した。ジネディーヌ・ジダン監督(45)は今回の試合に向けた会見で「ロナウドはCL決勝と同じコンディションにある」と話し、ベンチ入りメンバーに含めることを明言していた。試合はレアルが優位に運び、前半24分にMFカゼミロ(25)が先制。後半7分にはMFイスコ(25)が追加点を奪った。その後1点を返されたが、同38分にC・ロナウドがピッチに送り込まれると、スタジアムからは大歓声。背番号7は得点こそ奪えなかったが、レアルの一員として存在感を示した。